被介護者の健康維持における病原性大腸菌への対応
病原性大腸菌とは何か
大腸菌は、ヒトや動物の腸内に常在する細菌の一種です。ほとんどの大腸菌は人体に無害ですが、病原性大腸菌と呼ばれるいくつかの種類の大腸菌は、下痢、腹痛、発熱などの症状を引き起こすことがあります。病原性大腸菌は、食べものや水、人との接触などを通じて感染します。特に、食肉や乳製品、生野菜などに病原性大腸菌が含まれている可能性があり、注意が必要です。病原性大腸菌に感染すると、通常は数日から数週間で症状が現れます。症状は、軽度なものから重度なものまでさまざまです。重度の場合は、入院治療が必要になることもあります。
病原性大腸菌に感染しないためには、以下のことに注意することが大切です。
* 食肉や乳製品は、十分に加熱して食べる。
* 生野菜は、よく洗ってから食べる。
* 人との接触後やトイレの後には、手をよく洗う。
* 下痢や腹痛、発熱などの症状がある場合は、すぐに医師の診察を受ける。