被介護者の健康維持における不感蒸泄の重要性
不感蒸泄とは、皮膚や呼吸器から体から水分が蒸発することによって失われる水分量のことです。
1日約1000mlの不感蒸泄によって体の水分が保持され、体温が一定に保たれています。
不感蒸泄は、多汗症や下痢、発熱などの原因で水分が大量に失われる場合や、高齢者や寝たきり状態の方、糖尿病などの疾患がある方において、十分な水分摂取がなされていない場合などに、脱水症状を引き起こす可能性があります。
また、不感蒸泄は、皮膚の乾燥やシワの原因にもなります。
不感蒸泄を適切にコントロールすることで、脱水症状や皮膚の乾燥を防ぎ、健康を維持することができます。