基礎年金について知ろう

基礎年金について知ろう

基礎年金とは？

基礎年金とは？

基礎年金とは、すべての国民が老齢や障害、死亡などの際に受け取ることができる公的年金制度です。 国民年金の第一号被保険者期間が25年以上あり、保険料を納めている方が対象となります。また、国民年金の第二号被保険者期間も含めて25年以上保険料を納めている方も対象となります。

基礎年金は、国民年金基金や厚生年金基金など、他の公的年金制度と併せて受け取ることができます。基礎年金の受給額は、保険料の納付額や加入期間によって異なります。

また、基礎年金は、老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金、寡婦基礎年金、死亡一時金の5種類があり、それぞれ受給条件や受給額が異なります。

基礎年金は、国民生活の安定を図るために重要な制度です。加入期間や保険料の納付状況を確認し、万が一の事態に備えておくことが大切です。

基礎年金を受け取れるのは？

基礎年金を受け取れるのは、20歳以上で国民年金に加入している人です。加入期間が10年以上あることが条件です。ただし、障害年金の受給者や、遺族基礎年金を受け取っている人は、加入期間が10年未満でも基礎年金を受け取ることができます。また、65歳未満で障害者手帳を持っている人は、加入期間が10年未満でも障害基礎年金を受け取ることができます。

基礎年金を受け取る金額は？

基礎年金を受け取る金額は、厚生年金や国民年金保険料の納付記録（保険料の納付期間と金額）によって決まります。 これは、厚生年金や国民年金保険料を支払う期間が長く、保険料額が多ければ多いほど、基礎年金を受け取る金額が多くなるということを意味します。

なお、基礎年金は、満65歳から支給されますが、60歳から64歳までの間に支給することも可能です。 ただし、60歳から64歳までの間に支給される基礎年金は、満65歳から支給される基礎年金よりも金額が少なくなります。

また、基礎年金は、障害年金や遺族年金を受け取っている場合、基礎年金の額が減額されることがあります。

基礎年金の手続き方法は？

基礎年金の手続き方法は？

基礎年金の手続きは、概ね以下の通りです。

1. 年金事務所に「基礎年金請求書」を提出する。
2. 年金事務所で「基礎年金証書」を受け取る。
3. 基礎年金証書を銀行や郵便局に提出する。
4. 年金が支給されるようになる。

「基礎年金請求書」は、年金事務所で入手することができます。請求書には、氏名、住所、生年月日、基礎年金番号など、必要事項を記入する必要があります。

「基礎年金証書」は、年金事務所で受け取った後、銀行や郵便局に提出する必要があります。銀行や郵便局では、基礎年金証書に基づいて、年金口座を開設し、年金を振り込む手続きを行います。

基礎年金は、概ね毎月20日に支給されます。支給日は、銀行や郵便局によって異なる場合があります。

基礎年金の手続きは、年金事務所で行うことができます。年金事務所は、全国各地にあります。年金事務所の所在地は、日本年金機構のホームページで確認することができます。

基礎年金のメリット・デメリット

-基礎年金のメリット・デメリット-

基礎年金のメリットは、まず、国民皆保険と同じく、国民皆年金であることです。誰もが加入が義務付けられているため、国民全員が老後の生活を保障されます。また、基礎年金は、現役世代の働き手から高齢者に分配される仕組みであるため、高齢者ひとりひとりの経済状況に左右されません。そして、基礎年金には、物価変動に合わせて年金額がスライドする仕組みがあり、インフレの影響を軽減することができます。

基礎年金のデメリットは、まず、年金額が低いことです。基礎年金のみで老後の生活を維持することは難しく、多くの場合、厚生年金や国民年金などの他の年金制度と併用する必要があります。また、基礎年金は、未納期間があれば、その期間分の年金額が減額されます。さらに、基礎年金は、将来世代への負担が大きくなると予想されており、年金改革が行われる可能性があります。