褥瘡予防に欠かせない介助技術『背抜き』とは何か?
-背抜きとは何か?-
背抜きとは、褥瘡を予防するために、長時間同じ姿勢を取り続ける方の背中の下からクッションやタオルなどを抜き取り、背中に隙間を作ってあげることです。これにより、背中の皮膚と床の間の圧迫を軽減することができます。背抜きは、褥瘡の予防だけでなく、背中の痛みや圧迫感を軽減したり、呼吸を楽にしたりする効果もあります。
背抜きを行う際には、以下の点に注意が必要です。
* 背抜きを行う前には、必ず本人の同意を得る。
* 背抜きを行う際には、本人の体勢を安定させ、安全を確保する。
* 背抜きを行う時間は、5~10分程度を目安とする。
* 背抜きを行う際には、本人の背中に痛みや違和感がないかを確認する。
背抜きを行うことで、褥瘡の予防や、背中の痛みや圧迫感の軽減、呼吸の改善など、様々な効果が期待できます。