被介護者の健康維持に役立つ家庭血圧測定
被介護者の健康維持に役立つ家庭血圧測定
家庭血圧測定とは
家庭血圧測定とは、自宅で血圧を測定することです。医療機関での血圧測定とは異なり、リラックスした状態で測定できるため、より正確な血圧値が得られます。家庭血圧測定は、高血圧の早期発見や、降圧薬の治療効果の判定、脳卒中や心筋梗塞などの合併症の予防などに役立ちます。
家庭血圧測定を行うには、家庭用血圧計が必要です。家庭用血圧計は、薬局や家電量販店などで販売されています。血圧計には、手首タイプと上腕タイプがあります。手首タイプは、簡単に測定できますが、測定値が不正確になりやすいという欠点があります。上腕タイプは、測定値が正確ですが、測定に時間がかかるという欠点があります。
家庭血圧測定を行う際は、以下の点に注意が必要です。
* 測定前に、安静にして少なくとも5分間待ちます。
* 測定は、食後1時間以内は避けます。
* 排尿後、排便後に測定します。
* 測定中は、足を組んだり、もたれたりせずに、椅子に座ってリラックスした姿勢をとります。
* 血圧計の袖口は、心臓と同じ高さになるように巻きます。
* 測定は、左右の手でそれぞれ2回ずつ行い、その平均値を血圧値とします。
家庭血圧測定は、被介護者の健康維持に役立つ重要な健康管理法です。定期的に家庭血圧測定を行い、血圧値を記録しておきましょう。