被介護者の健康維持に知っておきたい、バンコマイシン耐性腸球菌とは

介護の初心者
バンコマイシン耐性腸球菌について教えてください。

介護スペシャリスト
わかりました。バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)は、抗生物質のバンコマイシンに対して耐性を示す腸球菌のことを指します。通常は病気を引き起こすことはありませんが、入院患者や高齢者など免疫力が低下している人においては、尿路感染症を引き起こす可能性があります。

介護の初心者
VREに感染すると、どんな症状が現れますか?

介護スペシャリスト
VREに感染した場合、尿路感染症の症状として排尿時の痛みや尿の混濁、悪臭、さらには発熱や寒気などが見られることがあります。
バンコマイシン耐性腸球菌とは。
バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)とは、抗生物質のバンコマイシンが効かない腸球菌を指します。通常は病気の原因にはなりませんが、入院患者や高齢者など免疫力が弱い方々には、尿路感染症を引き起こす可能性があります。
バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)とは?

バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)は、バンコマイシンに対して耐性を持つ腸球菌の一種で、病院や介護施設などの医療機関で感染が広がりやすい細菌です。VREは、健康な人の皮膚や腸内に常在していますが、免疫力が低下している人やカテーテル、人工関節などの医療機器を使用している人、ステロイド剤を服用している人には感染症を引き起こすことがあります。
VREによる感染症には皮膚感染症、尿路感染症、肺炎、敗血症があり、バンコマイシンなどの抗生物質が効きにくいため、治療が難しい場合があります。VREは接触感染や飛沫感染で広がりやすく、医療機関や介護施設での感染が特に懸念されています。
VREによる感染症の症状

-VREによる感染症の症状-
VREによる感染症は通常、以下のような症状を引き起こします。
* 発熱
* 悪寒
* 咳
* 呼吸困難
* 下痢
* 腹痛
* 嘔吐
* 皮膚の感染症
* 尿路感染症
* 敗血症
ただし、何の症状も出ない人もいます。VREによる感染症は特に免疫力が低下している人や人工関節、心臓弁などの医療機器を埋め込んでいる方、また長期間抗生物質を使用している方にとって危険です。
VRE感染症が疑われる場合は、医師に相談することが重要です。診断には血液検査、尿検査、または感染部位からのサンプルが用いられます。治療には通常、抗生物質と支持療法が使用されます。
VRE感染症の診断と治療

-# VRE感染症の診断と治療
VREによる感染症の診断は、臨床症状、患者からの検体の培養、抗菌薬感受性検査によって行われます。感染部位からの検体(血液、喀痰、尿など)を採取し、培養によってVREの存在を確認します。培養されたVREは抗菌薬感受性検査で、どの抗菌薬に感受性があるかを調べます。
治療は感染部位や重症度、患者の健康状態を考慮して決定されます。通常、バンコマイシンやリネゾリドなどの抗菌薬が使用されますが、VREがバンコマイシンに耐性を持つ可能性があるため、抗菌薬感受性検査の結果に基づいて適切な抗菌薬を選ぶことが重要です。
また、治療には抗菌薬に加え、外科的処置や支持療法が必要な場合もあります。外科的処置では感染部位の切除や排膿を行い、感染の拡大を防ぎます。支持療法は患者の全身状態を維持するために行われ、輸液や酸素投与、栄養管理などが含まれます。
VRE感染症を防ぐための対策

バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)感染症を防ぐための対策は、大腸菌や赤痢菌と同様の腸内細菌である腸球菌がバンコマイシンという抗生物質に対して耐性を持つことを防ぐことです。VRE感染症は病院や介護施設で頻繁に発生し、患者の健康に深刻な影響を与える可能性があります。特に免疫力が低下している高齢者や持病のある方は、VRE感染症にかかりやすいと言われています。
VRE感染症を防ぐためには、まず手洗いが重要です。特に患者と接触する前後やトイレ使用後には、石鹸と水で十分に手を洗いましょう。また、患者の排泄物は適切に処理し、便器や洗面台などは定期的に消毒を行ってください。さらに、患者が使用する医療機器や物品も使用後に必ず消毒することが求められます。
VRE感染症を防ぐためには、患者とその家族の協力も不可欠です。患者は医師や看護師の指示に従い、適切な治療を受けることが重要です。また、家族も患者の健康状態に注意を払い、異常があれば速やかに医師に相談してください。これらはVRE感染症を防ぐための対策の一部であり、医療従事者と患者、家族が協力して感染予防に努めることが大切です。
被介護者との生活に注意すべき点

バンコマイシン耐性腸球菌は、病院内で感染症を引き起こす細菌の一つです。近年、高齢化が進む中で在宅介護の需要が高まっています。在宅介護では、被介護者が病院に入院するリスクが増え、バンコマイシン耐性腸球菌に感染する可能性も高まります。
被介護者との生活で注意すべき点は、手洗いを徹底することです。被介護者の世話をする際には必ず手を洗いましょう。また、排泄物の処理も慎重に行い、手袋を着用してすぐに処理することが大切です。
もし被介護者が発熱や下痢などの症状を示した場合、速やかに医療機関を受診してください。バンコマイシン耐性腸球菌に感染すると、適切な治療を受けないと重症化する可能性があります。
在宅介護では、被介護者の健康状態に十分に気を配り、バンコマイシン耐性腸球菌の感染を防ぐことが重要です。
