被介護者の健康維持~脈拍とは?~
介護の初心者
先生、脈拍ってどう測ればいいんですか?
介護スペシャリスト
脈拍は、手首の動脈に指をあてて、1分間あたりの拍動数を測ります。人差し指と中指の2本で、手首の内側にある橈骨動脈を軽く押さえてください。
介護の初心者
わかりました。やってみます。
介護スペシャリスト
脈拍を測るときは、手首を心臓の高さにして、リラックスした姿勢で測りましょう。また、脈拍は1分間に数回変動することがあるので、数回測って平均値をとりましょう。
脈拍とは。
脈拍とは、心臓が拍動することによって生じる動脈の拍動のことです。1分間あたりの脈拍数を計測することで、身体の健康状態を把握することができます。
脈拍とは何か?
脈拍とは、心臓の鼓動が血管を伝わって伝わってくる拍動のことを指します。心臓が1分間に拍動する回数は脈拍数と呼ばれ、正常な大人の脈拍数は安静時に60~100回/分です。脈拍は、心臓の健康状態を調べるための重要な指標であり、脈拍数が速すぎたり遅すぎたりすると、心臓に何らかの問題がある可能性があります。
脈拍は、手首や首、足首など、身体のさまざまな部位で測定することができます。最も一般的な測定方法は、手首の橈骨動脈に人差し指と中指を当てて、1分間に拍動する回数を数える方法です。脈拍を測定する際には、安静にしてリラックスしている状態で行うことが大切です。
脈拍数は、年齢、性別、運動量などによって異なります。一般的に、男性よりも女性の方が脈拍数が速く、年齢とともに脈拍数は低下します。また、運動をしていると脈拍数は上昇します。
脈拍数が速すぎる状態を「頻脈」、脈拍数が遅すぎる状態を「徐脈」といいます。頻脈や徐脈は、心臓に何らかの問題がある可能性があり、治療が必要になる場合があります。
脈拍は、心臓の健康状態を調べるための重要な指標です。脈拍数が速すぎたり遅すぎたりすると、心臓に何らかの問題がある可能性がありますので、定期的に脈拍を測定して、異常がないかを確認することが大切です。
脈拍を測ることでわかること
脈拍とは、1分間に心臓が拍動する回数のことです。脈拍を測ることで、心臓の状態や血圧、呼吸数など、様々な健康状態を把握することができます。また、脈拍を測ることは、心筋梗塞や不整脈などの病気の早期発見にも役立ちます。
脈拍を測る方法は、人差し指と中指の2本を使って、手首の動脈を軽く押さえるだけです。脈拍を測る場所は、手首の内側、親指と人差し指の間にある動脈です。脈拍を測る際には、指を強く押しすぎないように注意しましょう。また、脈拍を測る時間は、15秒間です。15秒間に測った脈拍の数を4倍にして、1分間の脈拍数を算出します。
脈拍の正常値は、安静時に60~100回/分です。脈拍が60回/分未満の場合は徐脈、100回/分を超える場合は頻脈と呼ばれます。徐脈や頻脈は、心臓病や甲状腺機能異常などの病気のサインである可能性があります。そのため、脈拍が正常値から外れている場合は、医師に相談することが大切です。
脈拍を測る方法
脈拍を測る方法は、まず、安静時に脈が安定するまで座った状態で、手首の内側の橈骨動脈を人差し指、中指、薬指で挟みます。このとき、人差し指は橈骨動脈の上、中指と薬指は橈骨動脈の下に当て、軽く押さえてください。人差し指、中指、薬指を軽く当て、15秒間の脈拍の数を数えます。そして、その数を4倍にして1分間の脈拍数を算出します。
脉拍を測る際は、以下のような点に注意してください。
* 脉拍を測る際は、安静時に測ってください。運動後や入浴後などは、脉拍が高くなっている可能性があります。
* 脉拍を測る際は、正しい姿勢で測ってください。座った状態で、手首を心臓と同じ高さにしてください。
* 脉拍を測る際は、適切な指で測ってください。人差し指、中指、薬指の3本で測ってください。親指は使用しないでください。
* 脉拍を測る際は、適切な圧力で測ってください。人差し指、中指、薬指を軽く当ててください。強く押しすぎると、脉拍が正確に測れないことがあります。
* 脉拍を測る際は、適切な時間測ってください。15秒間の脉拍の数を数えて、その数を4倍にしてください。
被介護者の脈拍を測る際の注意点
被介護者の健康維持には、脈拍を測ることが大切です。しかし、被介護者の脈拍を測る際に、注意すべき点があります。
注意すべき点の1つ目は、脈拍を測る時間帯です。脈拍は、1日のうちでも変動します。一般的に、朝よりも夕方の方が脈拍は速くなります。また、運動直後や食後も脈拍は速くなります。そのため、脈拍を測る時間帯は、できるだけ一定にしておくことが大切です。
注意すべき点の2つ目は、脈拍を測る姿勢です。脈拍は、姿勢によっても変動します。一般的に、仰向けに寝ているよりも、座っている姿勢の方が脈拍は速くなります。そのため、脈拍を測る姿勢は、できるだけ一定にしておくことが大切です。
注意すべき点の3つ目は、脉拍を測る場所です。脈拍は、手首や首、足の甲など、体のさまざまな場所で測ることができます。しかし、もっとも簡単に測ることができるのは、手首の内側の橈骨動脈です。橈骨動脈は、手首の内側の親指側にある動脈です。
注意すべき点の4つ目は、脈拍を測る際の圧迫の強さです。脈拍を測る際には、動脈を軽く圧迫する必要がありますが、圧迫しすぎると脈拍が測れなくなってしまいます。そのため、脈拍を測る際の圧迫の強さは、軽く当てる程度にしておくことが大切です。
脈拍が異常な場合の対処法
脈拍が異常な場合の対処法
脈拍が異常に速い場合(頻脈)は、安静時に1分間に100回以上、運動時や興奮状態などでも1分間に120回以上を目安に、脈が速すぎる状態のことを言います。頻脈が起こると、心臓が十分に血液を送り出すことができず、息切れ、疲労感、めまい、失神などの症状が現れます。
脈拍が異常に遅い場合(徐脈)は、安静時に1分間に60回未満、運動時や睡眠時でも1分間に50回未満を目安に、脈が遅すぎる状態のことを言います。徐脈が起こると、心臓から十分な血液が送り出されず、疲れやすさ、息切れ、めまい、失神などの症状が現れます。
脈拍が異常に速い場合や遅い場合には、すぐに医療機関を受診することが大切です。頻脈や徐脈を引き起こす原因は様々ですが、その原因を特定し、適切な治療を受けることで、症状を改善することができます。