被介護者の健康維持と体温測定

介護の初心者
体温測定について教えてください。

介護スペシャリスト
体温測定は、外部の気温に影響されない身体の体温を確認することです。

介護の初心者
体温を測る方法について教えてください。

介護スペシャリスト
一般的には、わきの下などで水銀体温計や電子体温計を使用して体温を測ります。正常な体温は36~37℃が一般的で、異常な高温や低温は発熱や病気の兆候かもしれません。
体温測定とは。
体温測定は、外気の影響を受けない身体の中心部の温度を測る作業です。通常は腋の下を水銀体温計や電子体温計で測定し、正常な体温は36~37℃とされています。体温が異常に高い、または低い場合は発熱や病気の可能性があります。
体温測定の方法

被介護者の健康維持には体温測定が重要。介護において、被介護者の健康を保つことは最も大切な課題の一つです。特に高齢者や寝たきりの方は体温調節機能が低下しているため、体温測定は不可欠です。
体温測定の一般的な方法は、腋窩(わきの下)に体温計を挟むことです。体温計は水銀式、電子式、赤外線式などがあり、それぞれの特徴に応じて被介護者の状態に合わせて選ぶ必要があります。
腋窩での測定時は、体温計を腋窩の中央にしっかり挟み、5~10分そのままにします。取り出した後はすぐに体温を確認し、記録を残します。測定前に体温計を消毒し、清潔を保つことも大切です。
他の体温測定方法には、口腔内、直腸、鼓膜などがあります。口腔内での測定は、舌の下に体温計を挟んで1分間待ちます。直腸では、肛門に体温計を挿入して1分間待機します。鼓膜では、耳の中に体温計を挿入し、1秒間測定します。
体温測定は、被介護者の健康状態を把握するための基本的な手段です。適切に体温を測定し、健康状態の変化を早期に発見することが重要です。
体温の正常範囲

体温の正常範囲
人間の平均的な体温は摂氏36.5~37.2度です。体温は年齢、性別、活動レベル、日中の時間帯によって変動します。健康な人の体温は通常、摂氏36.5~37.2度の範囲にあり、36.5度未満は低体温症、37.2度以上は発熱と呼ばれます。低体温症も発熱も健康に影響を及ぼす可能性があります。低体温症では体機能が低下し、意識障害や命に関わることもあります。発熱は感染症の兆候であることが多く、治療が必要になる場合があります。
体温が高い場合の対処法

体温が高い場合の対処法
被介護者の体温が高い際には、まず原因を突き止めることが重要です。原因が判明すれば、それに応じた対策を講じることができます。風邪やインフルエンザなどの感染症が原因なら、医師の指示に従って薬を服用し、安静にする必要があります。また、熱中症が原因であれば、涼しい場所に移動させ、水分を補給することが求められます。
原因が不明な場合でも、体温が高い時には次の対処法を試みましょう。
* 冷たいタオルや氷嚢で身体を冷却する
* ぬるめのお風呂に入る
* 十分な水分を摂取する
* 安静に過ごす
それでも体温が下がらない場合、または38度以上の高熱が続く際は、医師の診察を受ける必要があります。
体温が低い場合の対処法

体温が低い場合の対処法
体温が低いときは、体温を上げる必要があります。温かい飲み物や食べ物を摂取し、暖かい服を着用しましょう。必要に応じて、湯たんぽやカイロを使用することも効果的です。また、運動や温かいお風呂に入ることも推奨されます。それでも体温が上がらない場合は、医療機関を受診してください。
体温が低い状態では感染症のリスクが高まります。感染症は細菌やウイルスが体内に侵入して増殖することで発生します。体温が低いと免疫機能が低下し、細菌やウイルスが侵入しやすくなります。また、体温が低いと病原体が増殖しやすくなります。
さらに、低体温は心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めることもあります。心筋梗塞は心臓の血管が詰まり血流が途絶え、心筋が壊死する病気で、脳梗塞は脳の血管が詰まって血流が途絶え、脳組織が壊死します。低体温では血液がドロドロになり、血管が詰まりやすくなります。血圧が下がり、脳への血流が減少することもあります。
